営業時間:13:00–19:00 *定休日:日、月、祝日
会場:LAG(LIVE ART GALLERY)/ 〒151-0001 東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwaビル1F
Art Direction of Exhibition:上西祐理
ArtBook Collaboration Project:
サンエムカラー x 岡崎真理子
東京印書館 x 田中義久
山田写真製版所 x Aaron Nieh
LIVE ART BOOKS x 上西 祐理
協力:roshin books, flotsam books, サンエムカラー、東京印書館、山田写真製版所
【Print House Session x Yoshiyuki Okuyama x LAG】
屋外型の国際写真展「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」にて10月7日(土)、8日(日)に開催されるイベント「Print House Session 2023」。そのサテライトエキシビションとして、LAGでは10月13日(土)より「Print House Session x Yoshiyuki Okuyama x LAG」を開催します。
「Print House Session 2023」は、選抜された4つの印刷会社、4人のデザイナーがそれぞれタッグを組み、1人のアーティストのアートブックを制作するという企画です。今回はゲストアーティストとして奥山由之氏を招き、新作シリーズ”windows”をテーマに、4種類のアートブックが制作されます。10万枚という膨大な質量で切り取られた東京の窓を気鋭のデザイナーがデザイン、それを高い技術力を持つ印刷会社が形にするという、まるで音を奏でるかのようなセッションが繰り広げられます。
本展のアートディレクションは、4人のデザイナーの内の一人でもある上西祐理氏が担当します。
制作された4種類のアートブックが展示されると共に、各印刷会社がそれらを完成するに至るまでの制作の「軌跡」自体も展示します。私たちが普段目に触れることのない印刷製本の技術やプロセスが展覧会を通して可視化されることで、Print House Sessionにさらなる相乗効果を生みだし、新たな価値や関係性の創出につながることを目指します。
是非ともご高覧ください。
LAG EVENT|
LAGイベント開催のお知らせ
奥山由之 x 上西祐理
会場:LAG(LIVE ART GALLERY)
日時:2023年10月21日(土)13:00-15:00予定
定員:限定50名
お申し込みはこちら
https://forms.gle/yjzToArwoniDbSkVA
MAIN EVENT|
メインイベント情報
「Print House Session 2023」(T3 Photo Festival Tokyo)
会場:東京スクエアガーデン 1F 貫通路 / 〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1
日時:2023年10月8日(日), 10月9日(月) 営業時間:11:00-17:00
PROFILE|
プロフィール
ゲストアーティスト
奥山由之(写真家・映像監督)
1991年東京生まれ。2009年から写真作品の制作を開始し、2011年に第34回写真新世紀優秀賞を受賞してデビュー。以降、具象と抽象といった相反する要素の混在や矛盾などを主なテーマに作品制作を続けている。2016年には『BACON ICE CREAM』(Parco Publishing刊、2015年)で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞。主な写真集に、『Girl』(PLANCTON刊、2012年)、『君の住む街』(SPACE SHOWER BOOKS刊、2017年)、『As the Call, So the Echo』(赤々舎刊、2017年)、『POCARI SWEAT』(青幻舎刊、2018年)、『Los Angeles / San Francisco』(Union publishing刊、2018年)、『The Good Side』(Editions Bessard刊、2020年)、『flowers』(赤々舎刊、2021年)、『台湾版: BACON ICE CREAM』(原點出版刊、2021年)、『Ton! Tan! Pan! Don!』(bookshop M刊、2021年)、『BEST BEFORE』(青幻舎刊、2022年)、『windows』(赤々舎刊、2023年)など。主な個展に、「Girl」Raum1F(東京、2012年)、「BACON ICE CREAM」パルコミュージアム(東京、2016年)、「THE NEW STORY」POST(東京、2016年)、「As the Call, So the Echo」Gallery916(東京、2017年)、「君の住む街」表参道ヒルズ スペースオー(東京、2017年)、「白い光」キヤノンギャラリーS(東京、2019年)、「windows」amanaTIGP(東京、2023年)など。
https://y-okuyama.com/
デザイナー
岡﨑真理子
1984年東京都生まれ。慶應義塾大学SFCで建築を学んだのち、アムステルダムのGerrit Rietveld Academieでグラフィックデザインを学ぶ。帰国後neucitora、village®での実務経験を経て2018年よりフリー、2022年REFLECTA, Inc. 設立。現代美術やパフォーミングアーツ、建築、ファッション等の文化領域に深くコミットし、観察とコンセプチュアルな思考に基づいた、編集的/構造的なデザインを探求している。現在、2024年3月に開幕する第8回横浜トリエンナーレのグラフィックデザインに取り組んでいる。
https://reflecta.jp/
田中義久
1980年静岡県生。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程在学中。近年の仕事に東京都写真美術館、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展「日本館」、国際芸術祭「あいち2022」のVI計画がある。また、「POST」「Gallery 5」「新建築書店」のアートディレクション、美術館における展覧会カタログやアーティストの作品集も数多く手掛けている。
@yoshihisa_tanaka
アーロン・ニエ
アーロン・ニエ/1977年生まれ。台湾を代表するグラッフィックデザイナー。数々の賞を受賞し、CDジャケットや書籍のみならず様々なフィールドで活動。また政治的な分野でも活躍し、蔡英文総統の選挙のデザインも担当した。
http://aaronnieh.com/
上西祐理
1987年生まれ。東京都出身。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、同年電通入社、2021年独立、北極設立。 ポスター、ロゴなど単体の仕事から、ブランディングやキャンペーン、映像、空間、本、雑誌など仕事は多岐にわたる。今までの仕事に、世界卓球2015 ポスター / テレビ東京、2121年 Futures In-Sight 展 / 21_21 Design Sight、雑誌「広告」 / 博報堂、LAFORET GRAND BAZAR SUMMER 2018 & 2019 / LAFORET HARAJUKU、#SHEMOVESMOUNTAINS / THE NORTH FACE など。主な受賞歴:東京ADC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、CANNES LIONS金賞, NYADC金賞、D&AD Yellow Pencilなど。趣味は旅と雪山登山。旅は現在42カ国達成。
https://hokkyoku.ltd/
印刷会社
サンエムカラー
写真集や美術展図録を数多く手掛ける京都の印刷会社。創業者の松井勝美は16歳から70年、現在も一線で印刷の可能性を探求し続けている。近年では文化財のデジタルアーカイブや複製製作、UVプリンタを用いたコンテンポラリーアートの作品制作などの事業も行う。印刷によって古くから受け継がれてきた美術という文化に貢献する。
https://www.sunm.co.jp/
東京印書館
1947年に平凡社の出版物印刷を中心の目的として設立された印刷会社。過去には主に百科事典やグラフィック系の雑誌を手がけてきたが、近年では写真集や美術書をはじめ、色の再現に重きを置いた印刷物制作に注力している。2019年以降、アートブックフェアへの出展や、自社のオンラインブックストア「PRESSMAN BOOKS」を通し、印刷を担当した出版物販売やプロモーションにも取り組んでいる。
https://www.inshokan.co.jp/
山田写真製版所
製版から始まっているということで、その高い製版技術と名物プリンティングディレクターの熊倉桂三の手腕で、近年めきめきと印刷業界の中で頭角を表してきたが、今年の春、その熊倉が急逝。熊倉の血を引き継ぐ若手PD達による新たな歴史が始まる。
https://www.yppnet.co.jp/
LIVE ART BOOKS
卓越した技術力から企画力まで優れた総合力を武器に、次々と話題作を手がけるLive Art Books。今回のPrint House Sessionのテーマである奥山由之の「windows」の印刷を手がけた他に、あっという間に重版出来の上田義彦 「いつでも夢を」などその技術は折り紙付。
https://www.live-art-books.jp/