【在野の⺠話採訪者・⼩野和⼦とPUMPQUAKES展 関連イベント】@LAG
「在野の民話採訪者・小野和子とPUMPQUAKES」展の開催に合わせ、以下イベントを実施いたします。
オープニングレセプション
2024/7/14(日)16:00-18:00
※予約不要。ご自由にお越しください。
本に集う場 ※本展書籍読書会
2024/7/14(日)13:30-15:30
『あいたくて ききたくて 旅にでる』『忘れられない日本人――民話を語る人たち』の二冊を持って集まり、感想などを自由に語り合う場をひらきます。(進行:清水チナツ)
※定員制(要予約) 参加費:1000円[お茶と菊池聡太朗のオリジナルポスター付](定員20名)
※小野和子氏は参加いたしません ※どちらか一冊ご持参でもご参加いただけます
映画『うたうひと』上映
2024/7/27(土)14:00-16:00(13:45開場)/16:30-18:30(16:15開場)
※定員制(要予約) 入場料:1,000円(各回定員40名)
映画『うたうひと』上映&トーク
2024/7/28(日)
〈上映〉 13:30-15:30(13:15開場)
〈トーク〉15:40-17:00(登壇者:濱口竜介、清水チナツ、聞き手:吉國 元)
※定員制(要予約) 入場料:2,500円(定員40名)
本イベントに限り、当日LAGにて小野和子書籍をご購入いただける方、もしくは同書籍をお持いただいた方は入場料500円引きとさせていただきます。受付にてスタッフにお申し付けください。
事前予約制|お申し込みはこちら
映画「うたうひと」
『うたうひと』は 酒井 耕・濱口竜介監督による『なみのおと』『なみのこえ』に続く東北三部作の第三部。
二人は前二作における「百年」先への被災体験の伝承という課題に対して、東北地方伝承の民話語りから示唆を得る。宮城県栗原市の佐藤玲子、登米市の伊藤正子、利府市の佐々木健を語り手に、みやぎ民話の会の小野和子を聞き手に迎えて、伝承の民話語りが記録された。語り手と聞き手の間に生まれる民話独特の「語り/聞き」の場は、創造的なカメラワークによって記録されることで、スクリーンに再現される。背景となった人々の暮らしの話とともに語られることで、先祖たちの声がその場に甦る。映画と民話の枠を超えた、新たな伝承映画が誕生した。
2013年製作/120分/日本
配給:サイレントヴォイス
劇場公開日:2013年11月9日
監督:酒井 耕・濱口竜介
BOOKS|
イベント関連書籍
「在野の⺠話採訪者・⼩野和⼦とPUMPQUAKES展」では会期中以下の関連書籍を販売致します。
『あいたくて ききたくて 旅にでる』
⼩野和⼦ 著 ¥2,970 税込
編集_清⽔チナツ
写真_志賀理江⼦
デザイン_⼤⻄正⼀
寄稿_濱⼝⻯介 瀬尾夏美 志賀理江⼦
印刷_ライブアートブックス
プリンティングディレクション_川村佳之 清⽔チアキ
発⾏_PUMPQUAKES(パンプクエイクス)
『忘れられない日本人──民話を語る人たち』
⼩野和⼦ 著 ¥3,520 税込
編集_清⽔チナツ 櫻井 拓
表紙・装画_菊池聡太朗
造本設計・デザイン_⼤⻄正⼀
印刷:株式会社ライブアートブックス
プリンティングディレクション_川村佳之 清⽔チアキ
発⾏:PUMPQUAKES(パンプクエイクス)
『他なる映画と 1』
濱⼝⻯介 著 ¥2,750 税込
2024年7⽉上旬発売
四六判並製 仮フランス装
432⾴ ISBN978-4-86784-006-1
編集・デザイン:éditions azert
『他なる映画と 2』
濱⼝⻯介 著 ¥2,750 税込
2024年7⽉上旬発売
四六判並製 仮フランス装
384⾴ ISBN978-4-86784-007-8
編集・デザイン:éditions azert
PROFILE|
登壇者プロフィール
濱⼝⻯介 Ryusuke Hamaguchi
1978年神奈川県生まれ。映画監督。東京大学文学部卒業後、映画の助監督やTV番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。在学中は黒沢清監督らに師事し、2008年の修了制作「PASSION」が国内外の映画祭で高い評価を得る。2011年には東日本大震災後の宮城県に長期滞在し、酒井耕監督とドキュメンタリー映画「東北記録映画三部作」(2011-2013年)を制作。その後も317分の長編映画『ハッピーアワー』(2015年)が多くの国際映画祭で主要賞を受賞、『偶然と想像』(2021年)でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グラランプリ)、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞など4冠、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞。『悪は存在しない』(2023年)で第80回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(審査員グランプリ)受賞。近年の主な著書に、『他なる映画と1・2』(2024年)。地域やジャンルをまたいだ精力的な活動を続けている。
清水チナツ Chinatsu Shimizu
1983年福岡県生まれ、宮城県在住。カルチュラルワーカー。2011-2018年までせんだいメディアテーク学芸員として市民・専門家・スタッフが協働し、東日本大震災の復旧・復興のプロセスを独自に発信・記録する「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の立ち上げや、東北の伝承民話を記録・公開する地域文化アーカイブ「民話 声の図書室」プロジェクトなどを担当。2019年、アーティストの仲間とコレクティブ「PUMPQUAKES」を設立。2020年、新進芸術家海外研修制度にてメキシコ・オアハカに滞在。主な企画展に「畠山直哉 まっぷたつの風景」(せんだいメディアテーク/2016年)、「DOMANI plus つまずきの庭(志賀理江子・磯島未来・Subterráneos)」(旧観慶丸商店/2022年)、参加展に「ラテンアメリカの民衆芸術」―〈記憶と抵抗〉セクション(国立民族学博物館/2023年)など。主な企画・編集・刊行書に、民話採訪者・小野和子著『あいたくて ききたくて 旅にでる』(2019年)、同著者『忘れられない日本人――民話を語る人たち』(2024年)。
吉國 元 Moto Yoshikuni
1986年ジンバブエ・ハラレ生まれ。1996年日本に移住。美術家。幼少時に絵を描き始め、現在もアフリカで生まれ育った原体験を基に作品制作をしている。2020年在日アフリカ人の聞き書きを集めた『MOTOマガジン』を創刊。主な個展に「根拠地」(粟津邸/2023年)、「来者たち」(CAFE & SPACE NANAWATA/2020年)、「アフリカ都市経験:1981年植民地以降のジンバブウェ・ハラレの物語」(OGUMAG ギャラリー/2020年)など。VOCA展2021(上野の森美術館/2021年)選出。